23日 3月 2020
先週は、マニラにいる知人より『工場が止まった』と言う連絡が有りました。日系企業ですが、ローカルメンバーの人員確保が難しくなったようです。新聞紙上でもマニラ・マカティの閑散とした記事が有りました。このブログの開始当初は中国のサプライチェーンの話題から開始したのですが、いよいよ世界のサプライチェーンの分断になってしまいました。その中で、今週気になった記事が有りました。『サムソンのベトナム依存で打撃』という記事です。なんと、ベトナムの入国規制のためサムソン、現代自動車など韓国を代表する企業の稼働に打撃ということなのです。新製品立ち上げに、韓国からの社員の入国規制のため、新製品の立ち上げができないという、事のようです。サプライチェーンのリスク管理のため、一国集中でないのに関わらず、大きな打撃が出るという事なのです。  この現象は、サプライチェーンをどのレベルで守るかという、程度問題を重要案件ではしっかりと決めておく必要が有るという事なのでしょう。簡単にこの『程度の指標』を作るとすれば、影響を持ちこたえる日数でしょうか。例えば1週間大丈夫なサプライチェーンを構築するには、このルート。1ヶ月ならばこのルート。そして重要なのが、その時々の投資予想はこの程度と想定をして、サプライチェーンを作り上げておく、ということです。また、作り上げておくのにも、時間と労力がかかりますね。  それと、今朝の日経新聞の記事に、新幹線を活用する宅配新幹線が年内に出発する、の記事が有りました。此れも新しいサプラチェーンの一環ですね。昔から鉄道輸送は、今よりも大きな役割を果たしていましたが、いつの間にか廃れていました。新幹線の高速輸送は、もっと大々的また、より機能的に発展すれば、良いかと思います。新幹線用の車両が、工場や市場や、産物の集積場に並んでいるような。そしてそこに自動運転のロボットがクレーンで運び入れる、イメージです。それと川の輸送も今では殆ど活用されていませんが、川上にある産業(昔では木材輸送)への活用、海と川をつないだ物流網のアイデアなど、サプライチェーンの拡大また、リスク管理での活用など、話題が広がってきます。  連日のコロナウイルスの話題ばかりですが、その中でも新しい芽吹きを少しでも感じていきたいです。無観客での大相撲の春場所は、白鵬の44度目に勝利で終わりました。お相撲さんはじめ関係者の皆様もお疲れ様でした。次回の夏場所はどうなっていることやら・・・。大きな歓声とともに千秋楽を味わいたいですね。
16日 3月 2020
コロナ危機が世界中に蔓延し、特筆すべきはヨーロッパの各国に感染の影響が高い事ですね。中国の次は、イタリア、イラン、韓国、スペイン、ドイツ、フランスと続き次が米国になります。日本は15番目です。(日経新聞3月15日朝刊より) ...
09日 3月 2020
今朝の(3月9日)ニュースで、円相場で円高が急激に進み1ドル103円に急騰、日経平均株価が2万円を切った報道がありました。先週末からの嫌な雰囲気が現実のモノとなって感じです。『コロナショック』と命名され、歴史の一部を形成されるのでしょうね。中国発の激震が、近場の韓国・日本から世界各国に波及され、まだ本腰の入らなかった米国に影響が広がりをみせています。 この影響をサプライチェーンの今後の対策として考えた場合、何を優先させるか? また優先できる体制ができているか?から始まるのではないでしょうか。この場合の『何』は、事業そのものの分野であったり、材料の調達だったり、と捉える規模間で変わってきます。また今後どのような将来を描き、そしてその未来像に対して、どのような国際情勢、経済状況になっているかによっても変わってきます。ただ、メーカーとして工場所有し生産をしていくには、なるべく近くの市場で最終生産物を作り上げる、ことが必然的な、また地理的な必要条件であることは、間違いなさそうです。今回のコロナショックで、寸断されたサプライチェーンの寸断された影響は大きいのですが、ただ、消費が落ち込む事によって、それほど、ユーザーが困らないというなんだか、逆説的な状況なのかも知れません。 今朝の急激な為替の円高で、せっかく工場の日本回帰の動きに歯止めがかからないよう望んでいます。また、グローバル企業の国際税制、所謂タックスヘイブンの動きも今後アメリカのGAFA初め、自国納税の増大化の動きは今後も進むでしょうから、国際税制も後押ししてくれる物と、期待をしています。
02日 3月 2020
この1週間は、新型コロナウイルスの対策として政府方針が打ち出され、庶民生活にも大きな影響が出てまいりました。各種イベント、学校、通勤電車など人の集まる催し、生活に規制が入りました。...
24日 2月 2020
いよいよ、猛威をふるいだしました新型コロナウイルスですが、日本の各種行事に影響が出てきました。先日のニュースで驚いたのは、名古屋の高速道路の閉鎖の話です。料金場の係員が不足して、一部の料金所が閉鎖されているそうです。SCMのチェーンは、高速道路の物流機能で支障をきたし始めた、という事です。今のコロナウイルスの被害者は、感染者76,185...
17日 2月 2020
今週から中国国内で再稼働を始められた工場も多いようですが、皆様の工場や、サプライヤー様は如何でしょうか?もう待てない!とか、ちょっと離れているから大丈夫?とか、色々な御立場が有りその対応方法も変わってきますね。大事な事は、どうせ正解は無いので先に進むしかない、早く結論を出して進む事が、まずは正解と思います。その時の判断が、正解と信じて先に進み、その後に修正が必要ならば立ち止まったり、方向転換をすれば良いですよね!  それと中国の社会体制の危うさが大変心配な局面になってきました。色々な学者・政治家の皆様のご指摘の内容ですが、政治の変化は経済上の課題・環境の悪化になった時にその可能性が高まると思います。もし現実になったら、日本の経済環境は、ちょっとしたパニックになる可能性があります。現実問題として日本企業のサプライチェーンが激しく中国経済に絡んで相互依存していますので、その絡んだ糸を解く作業は、想像しがたき状況と予想されます。そうならない為には、可能性が高まった今から、少しでもそのリスクを減らす行動が必要かと思います。そのため、次の一手を考えた判断と行動が必要な局面と考えます。