新型コロナウイルスとSCM

コロナ危機が世界中に蔓延し、特筆すべきはヨーロッパの各国に感染の影響が高い事ですね。中国の次は、イタリア、イラン、韓国、スペイン、ドイツ、フランスと続き次が米国になります。日本は15番目です。(日経新聞3月15日朝刊より) 

 欧米各国のいわゆる先進国で、強く影響が出ているという事は、より経済的に世界的な影響力を持った『うねり』となっているという事でしょうね。また株価の下落は、リーマンショックと同等のレベルという事ですので、日系平均株価の24000円に戻るのには、長い時間が必要になりそうです。また経済環境に追い打ちを掛けているのが、原油安でしょう。この影響でロシア通貨安が15%近くというやはり日経新聞の記事にでていました。これで世界経済の主な役者が揃い、どのような舵取りを各国がとるのか、どのような景気刺激策をとっていくのか、注目するところです。

 今朝一番のニュースで、米国のゼロ金利政策の発表が有りました。米国は下げる金利政策がありますが日本は、既に水面下ですので金融政策ではなく、経済刺激策として経済政策の手法が必要なのでしょう。消費税を一時的に0%にするなどの税制改革、経済刺激策としての公共事業への投資など、思い切った施策が必要でしょう。またせっかくならば、国民全体が、ワクワクするような施策はないものでしょうか?SDGsのコンセプトの未来都市建設を一気に進めるとか、この機会に進めるのは如何でしょうか?この未来都市では、環境問題をクリアにし、テレワーキングの在宅勤務形態を実現し、子育ての保育園が完備されているような・・・

 今回のコロナウイルの御陰(?)で、社会的な問題点も多く見えてきていますが、またそれを乗り越えようと様々な取り組みも始まっています。不自由さを乗り越えようとするところに、また新しいイノベーションがあると思いませんか?

 このところの観客のいない静かな相撲の試合とか、バスケの試合とか、ラグビーの試合とか野球の試合とかのスポーツ観戦。それと音楽のコンサートとか、各種行事が中止になってしまい、また週末でも人がいない街角になってしまい、何とも味気なく、つまらない毎日です。マスクの心配もせずに、本当に早く収束して欲しいですね。この町では今日から小中学校の授業が始まっています。少しでも賑やかになっています。