新型コロナウイルス危機とSCM

新型コロナウイルスの話題でプログを始めたのが、2月10日でしたが、その時点で、ここまで世界的に猛威をふるい、危機とまで呼ばれることになろうと、誰が予測できたでしょうか。最初は、サプライチェーンを守るべく、予防策の必要性を感じてプログを書いていましたが、ここまでの影響では、とても予想できる次元を超えてしまい、もはやなす術がない、状態と言えます。この先金融不安まで行かない事を切に望みながら、自宅待機をしななが次のシナリオを考えています。

 当時、武漢の閉鎖から始まったコロナウイルス危機ですが、先日のニュースでは、武漢の封鎖解除は、4月8日との報道が有りました。武漢封鎖の期間は、ほぼ2ヶ月程度になります。すでにパンデミックになってしまった都市は別にしても、ほぼ2ヶ月で封じ込めれ事ができるのでしょうか?先が見えない状態さえ続かなければ、安堵感が広がり、株価の安定感も広がる事でしょう。マスクはいつまでたっても店頭に並ばないし、ワクチン・治療薬の開発・試験状況も未だ良く解らずで、こうした進展が無い、解らない状態を早く打破したいところです。

 リーマン超えの危機と言われ、その対策には、リーマン以上の経済対策費を投じるという各国政府の談話が有り、早い収束をどの国の誰でも願って止まないのです。リーマンとの最大の違いは、金融界の健全性です。また各企業の財務内容の健全性が今問われていると思います。日本の大企業は、内部留保を貯めていましたので、このような危機には、ある程度の備えができていた状態であると見て良いはずです。ただ、今回の場合でも、金融不安が発生したり、致命的に長期にわたった場合には、まずい状況が予想されます。なんとか、2ヶ月程度の巣籠もりで危機が通り過ぎる事を祈って止みません。桜が、この地でも咲き始めました。