今回は、『新型コロナウイルスと中国』という話題についてです。
先日、『自滅した中国コロナ外交』という論説文を読ませていただき、なるほどと感銘を受けました。コロナウイルスの発生までに、そろそろ中国経済も危ないとの論説が多く有り、当時では、不動産バブルという話題も、ちょっと飽き飽きした感じでありました。ここで中国発のコロナウイルスというかなりの激震が来た訳です。そうした中で、この先を考えた場合に、さてどうなるのでしょう?SCMの分断の象徴ともいえるマスクが入荷しない最大の原因は、SCMの源流で中国が現物を押さえており、これにより世界を脅かしていると言える訳です。
中国の情報統制は、徹底していますから、中国国民の知らざる真の情報は隠蔽され、国民を欺いてでも国家主席の信頼を保とうとする宣伝工作は、ある程度まで実現できるはずです。此れが果たして、今回のコロナウイルス後には、どのような結末が有るのか、国際関係は、どのような変化が有るのか、興味深いところです。ただ、SCMの観点から、各国または各企業が、またある程度、自国または他国への生産拠点変更など進む可能性は高いのですが、でもやっぱり、この先の市場規模を考えた場合には、やっぱり外せない市場である事は間違い有りません。
こうした中、前回の尖閣の場合には、ただ中国から日本への攻撃でしたが、今回は、先進各国が中国に対し、コロナウイルスの発生原因の追求その後、米国のように損害賠償請求を各国が中国に請求した場合には、なかなかの国際紛争に発展するかもしれません。
色々な業界で業務縮小の中で、SCMを再考する良い機会である事は間違いありません。SCMのグローバル化は、一国集中主義ではなく違った型に進化する良い機会と思います。
先週から地方にまで規制増え、閉塞感がより強まってきました。明るい話題の無い中で、いままで時間がないと言って、置き去りにしてきた家庭の絆を育むのにも、良い機会になると感じています。もう少しの辛抱と思って、今日を乗り切りましょう!