コロナ後の新秩序

いよいおコロナが引き起こした巣ごもり生活がtりあえずでも終了し、明るい兆しを期待をしていたでのすが、予想通りの香港事件が中国の全人代での決定とともに、混沌として来ました。そして、もう一つが、米国での人種差別を発端とした暴動の発生です。この世界の2大大国の混乱ぶりはいったい何なのでしょう?自由主義を標榜する米国に社会主義国の中国の2大国家がそれぞれの民衆の力によって、混乱を起こしています。

 コロナが引き起こした人に対する挑戦か、人の持つ本能の欲求不満とはけ口を求めた結果なのか、また、実はニュースにはならないだけで、もっと身近に起こっている、実は日常化の延長にすぎないのか、暫く時間を置いて改めて考えてみる必要が有るかもしれません。

 購買の話に戻します。今回のコロナでSCMの見直しが大きく取り上げられ、所管の大臣のコメントにも有りましたが、SCMを見直し中国から国内への回帰との提言をされています。この議論は既に、中国の排日運動の折にも議論がされ、中国の不動産バブルによる中国経済の崩壊の懸念のときなどたびたび議論がされながら、やっぱり中国市場の巨大且つ、進歩的な動きに魅了され、やっぱり動けない会社が多く有る事は自明の理とも言えます。ただ、世界の工場であった、必然の一つがコストだったはずなのですが、その中国工場で、ロボットを使いその人件費の多くを自働化に切り替えたのならば、そのコストメリットは、もはや、間違いなく無くなったと判断をするべきです。しかしながら、ロボットの生産するときのコストは、どこの国でも同じはずが、なぜか、同じにならない。日本の方がかけ算の係数が異常に高くなり、日本生産では全く採算があわない、となってします。もちらん、その時の為替も、現地国の電気代、メンテナンスにかかる人件費なども違うのは十分承知していても、です。

 今後ますます、自働化か進む事は間違い有りません。日本でのロボットメンテナンス要員、システム開発要員そして物流・ロジステックの変革にまだまだ、人材が必要であるようになりたいですね。またその一方で購買マンは、世界の各地にサプライヤー様や生産拠点を探し求めることになる訳です。たかがマスクでしたが、よい勉強の材料になりました。