新型コロナと民主主義

香港の活動家の周庭さんが、10ヶ月の実刑の禁固刑に処される記事が小さく載っていました。コロナ第3波の記事にかき消されて香港が中国共産党に支配されていきます。自由主義経済を標榜しながら、人の思想の自由を奪っていくのは、何ともいたたまれない気がします。

 一方の日本では、中国がコロナを抑え込んで日本も同じ様にできないはずがないと、訳のわからない論調もあります。また、当然自由主義国だからできないわけではなく、方法を何とか知恵を絞って、できる限り早く、効率的になれる方法を探るしかありません。子供たちの学校生活はまだまだ制限され、修学旅行も近場の1泊2日の宿泊訓練にとって変わったりと、気の毒な状況が続きています。大人たちも夜の街を何とかしないと、いけません。

 東京一極集中に変化があるニュースもあり、地方移住に100万円を負担する内容だ。これは、コロナ対策ではなく、地方再生なのか、東京一極集中の緩和策なのか、この時期に不思議な制度を始めるものです。このまま、テレワークを推進していくことが、本当にこれからの社会生活に有意義なことなのでしょうか?相手の表情がわかりにくいコミュニケーションが、これからの社会生活にどの程度受け入れることができ、人間の持つ本性を否定することにならないか?三密を避けるこが今は必要でも、コロナ後もその必要があるのだろうか?

 地方移住というより未来都市の建設を早め、そこでどの様な脱CO2の生活が可能なのか、変革を期待したい車社会、そこでのテレワーク実現の情報社会、自然と共にある暮らし、など夢があっていい様な気がする。皆さんはいかがでしょうか?

 話は戻りますが、香港の街は、ご存知の通り高層マンションが立ち並び、また高齢化の進んだ街でもあります。しかしながら、ご老人が高層マンションから雨も濡れずに色々なところに行け、WEB環境も進むなど、大変利便性が実現している街でもあります。飲茶を食べに毎日朝からワイワイガヤガヤやっています。老人に優しい街づくりができて、この利便性の高い街がいわば未来都市の理想だと思います。理想の街を中国共産党が奪っていくのは、やり切れなさがあります。自由に遊びに行って、放送カットにならないTV番組や報道を楽しみたいですね。