コロナと痴呆症と未来都市

痴呆症の両親と義理の母親と四人中三人が痴呆症になり、両親は特養で義理の母親は妻が面倒を見ている。本当に惨めな病気にで、ほんの一瞬前のことを覚えておけない、ので不都合極まりない病気だ。両親は特養に居るので、オンラインでも面談はできるものの、会えていないのでなんともニュアンスがよくわからない。この状況が既に1年以上も続いており、特養で面倒をおかけしている皆様にお礼の一つもできていない。コロナで色々な対策をしたり、気苦労や労働量も増えて、本当に大変と思います。コロナでなくても大変なのに言わずもがな、である。

 一方でコロナ禍で、より一層痴呆が進んでいる方も多いのではないでしょうか?特養やその他の通常の介護施設は、なかなか、痴呆予防になる活動などなかなかできないし、社会的な環境も整っていないと思います。以前もこのプログで紹介したかもしれませんが、香港でのお年寄りは、毎日にように朝には、あの高層マンションから歩いて近くの飲茶の店に行って、お仲間たちとおしゃべりをたくさんしている光景をよく見ました。雨の日でも、雨に濡れずにマンションから電車にも乗れるし、近代的な商店街のあるモールにも繋がっているので、不便はない。香港の長寿化の進んでいる大きな要因が、ここのあると思います。さて日本では、高層マンションが近くのモールにつながっている場所は少ないではないでしょうか?都市計画法とかの法律での規制があってできないのか?、商業施設の親会社がマンション運営会社との歩道設置の所有権の問題なのか?よくわかりませんが、これからの高齢者を痴呆症から守る方策として、香港での住環境の整備など、法整備など参考にすべきと思います。

 これからの未来都市の発想に意見を求める話も多いのですが、老人を痴呆症から守る方策も考えるべきと思います。未来都市では、老人と子供の融合、子供の面倒を老人にも担わせる事も必要かと思います。香港の都市環境から学ぶことにできる、歩く運動能力及び人と話すコミュニケーション能力、そして新たな取り組みとして子供の面倒を見るという、世の中に役に立つという認識を持つこと、こうした考え方と環境整備を考えたらいかがでしょうか?提案してみようかな??