3度目の緊急事態宣言

4月25日から3度目の緊急事態宣言が4都道府県に発令されました。飲食・ショッピングモール・ホテル・インバウンドなどせっかく上向いてきた消費に、改めてブレーキがかけられることになってしまいました。あれから既に1年が経過しましたので、流石に息切れする事業主もいらっしゃることでしょう。その一方で、いわゆる日本を代表する日経250社の前期純利益は8割で会社の予想を上回り、上振れ傾向にあるようです。ということは、日本の経済界では、コロナでインバウンド、飲食など限られた業態でマイナス基調でも、それ以外では、既に底から反転をしており業績は上向いているようです。これはコロナ後の見据えた動きである、とのことなのです。

 このような中、今まで安値安定していた木材価格(例えば米松のKD材)が2割程度コストアップしてリーマンショック前の13年振りの高値をつけているそうだ。各種物価が上昇してくれば、物価上昇の兆しになり多少でもインフレ傾向につながる可能性も出てきます。一方では、スダグフレーションの危険もあるようです。

 要は、この先どのような経済状況になって生活環境が待っているのか、混沌としていると言えます。日の本でのオリンピック開催では、期待していたインバウンド需要は全く期待できなくなりましたが、コロナ後の反動を考えると、もしかして大きな需要があるかもしれない。ゼロカーボン社会実現のため、大きな変化が生まれて生活環境が一変するかもしない。など、期待するところも多くあるわけです。日の本の強かったソフトではない、ハード分野に改めて光が当たり、大きく成長できる可能性に期待したいところです。日の本のメーカー復権の兆し有りなのです。