東京オリンピックとコロナ

いよいよ東京オリンピック開催予定まで、2ヶ月となりその開催の是非論争が盛んになってきました。

 世論調査では、日本国民の8割が反対だと言っているけど本当だろうか?それだけ、コロナの影響が色濃く出て、またオリンピックに出場するアスリートを応援する人が少ないのか?はたまた、やめた方がメリットのある人が多いのだろうか?世界200カ国から集まるアスリートや、大会関係者。変異ウイルスの蔓延の可能性や日本国民の我慢や、死者の増大、経済の停滞など負の影響や、懸念も尽きないわけです。

 オリンピック開催のメリット・デメリットを項目のできる限りの多くを抽出し、それを分析して、結論を出すしかありません。ただ思うのは、このコロナ禍で、また緊急事態宣言の中での開催では、アスリートの皆様間のコミュニケーションは制限されるし、アスリートと観客間も制限されます。感動が直接的に共有できないことになります。無観客の場合には、映像を通じた画面でしかなくなくなる訳です。これは、当然ながらTVでの観客数との比較では大きな差があり、大多数には同じことかもしれませんが、「感動の度合い」が全く違う訳です。これは音楽のライブとTV画像との違いと同じです。

 オリンピックの開催意義がどこにあるのか?世界平和を訴えるものなのか?アスリート第一義か?もうちど原点に戻って、お金の算段ももちろんあるけれど、存在意義からその決定をすべきかと思います。オリンピックで新たなコロナの変異が出現する可能も否定できず、世界にばら撒かれる可能性も否定できません。また逆に、こんな時だからこそ、開催をしてコロナの拡散が全くなかった大会ができれば、これは人類にとって、日本にとって大きな成果となると思います。

 さあ、どっちだ!