アフガン政変とアジアのイスラム諸国

アフガンの政変によるイスラム過激派への影響が実に心配です。インドネシアに駐在中の2009年に起きたジャカルタでのテロ事件は、記憶に新しいところです。あの事件の起こった外資系ホテルは、定宿にしているサプライヤーさんもいて、当人は被害に合わなかったものの、知り合いになったフロントの従業員の方が被害に遭ったとの、話を聞きていました。また、2002年に起こったバリ島でのテロ事件では、多くの外国人及び日本人も被害にあい、観光地として多大な影響を受けました。小職赴任時の2004年でもバリ島には、社内規定でありましたが、遊びに行くのは自粛になっていました。フィリピンでは、以前から南のミンダナオ島では、イスラム過激派の活動が活発な危険な地区です。

 こうした平和なアジア地区でもイスラム教の一部過激派による活動により、一般市民の平和な生活を脅かされるのは、許し難く、各国政府また、世界的な体制により、テロを防ぎ、平和な生活を守って欲しいところです。

 アフガン政変によるロシア、中国の動きや、西側諸国の動きなど政治的な動きが活発化しているようです。中国の経済情勢に関心が高まる中、外からの宗教的な新たな動きには、新たな注視が必要です。ウイグル族問題と香港の民主化そして2015年の中国ショック再来の懸念と、いろいろ火種があります。