中国バブルとコロナ

中国のバブル崩壊の様相は、小職が中国に駐在していた10年前の2010年でもとっくにバブル崩壊の噂がながれていました。その後チャイナショックが起こりましたが、バブル崩壊まで起こらず、今日まで来ています。中国の懐の深さを感じていましたが、今回はどうでしょうか?恒達(evergrande)の巨大債務には驚かされますが、今の北京のマンション価格は、日本のバブル期の年収の18倍と比べ、50倍を超えるそうです。課題は、中国の場合には一般庶民の不満が爆発するか、どうか?ではないでしょうか。今までバブル崩壊せずにここまで不動産価格は上昇したわけなので、中国政府がこの先どのようなシナリオを想定しているのでしょうか?バブル崩壊のシナリオを米国はじめ資本主義社会へその責任を転嫁するのか?自らの力では、解っていながら解決できない、土地価格の上昇は、こうした他の力なり、資本経済の自助力に頼るしか方法がないのかもしれません。しかしながら、中国のバブル崩壊の世界経済に影響は多大で、ちょっと想像を絶する大きさかもしれません。コロナの世界経済への影響力と比べても、沈下するかもしれません。ただ言えることは、コロナと違って直接的に生命の危機が迫ることはありませんよね。

 コロナも緊急事態宣言がやっと解消されるまでになりました。医療従事者の皆様、そして飲食・インバウンドなどの業界皆様のご苦労のお陰です。皆様の生活習慣が変わり、より近代人間らしい生活に早く戻ることを期待します。ただ、夜の街など負の部分はこのまま、何かに取って代われば良いですが。