円安の好機

対ドルの円の為替が125円をつけて、2015年ぶりの円安になっている。当時、小職はフィリピンのハウスメーカーの工場でお世話になっていましたが、当時では、もう日本円は120円前後の相場になり円高は望めないと、話題になっていたと思う。円安がこのまま定着するだろうから、フィリピン工場もそろそろ日本に一部も移転する方がBetterかも?と感じていたのも事実です。実際には、円高が進んでしまい、工場移転とか、調達先の変更など特に為替の原因で変わることはありませんでした。

 今回も、特に継続的な円安場面なのか、一時的なものか、と言われれば、やはりこのロシア侵攻が引き金になっている、としか思えないので、一時的と見るべきなのでは、というのは一般的な考えと思います。

 しかしながら・・・、この次に来るだろう中国の台湾海峡を挟んだ領土問題、なんともしがたい北朝鮮の動き、日本の近郊でも多くの難題が山積しています。生産拠点の確保が第一義ではありますが、物流網の確保、とりわけ海。次には空です。そして、何よりも重要なのが国内での市場の創造と活況化でしょう。まずこれがなければ、日本国内での生産拠点が広がらず、物流も活況にはなりません。ロシアからの撤退を決めた、マクドやアップルその決断力には圧倒されます。これからの新たな産業を日本国内ではいち早く進めて、新しい未来都市を作っていくことを望みたい。デジタル化の遅れは致命的だし、旧態依然とした労働力の投下では、労働意欲も湧かず、当然ながら生活レベルも上がっていかない。こうした新たに創造された市場に、生産拠点も広がりを見せ、技術革新が進むと思う。コロナだからと言って、立ち止まらずに先に進んで行きましょう! 

 ウクライナの皆様が民主主義のため、専横政治への反対を我が身を削って抵抗をしてくれています。日本では戦火とは離れた場所の国では、ウクライナの多くの人たちを助けることができる国力を持った国になりたいものです。10万人でも100万人でものレベルです。若い労働力不足に悩む日本であり、過疎化の進む日本でもあるのです。何か工夫がないでしょうか?