上海のロックダウンに思うこと

中国上海市のコロナ0政策のロックダウンが6月1日から解除されるそうです。2ヶ月以上にも及んだロックダウンでは、市民や日本からの駐在者の生活に大きく影響を及ぼし、自動車メーカー始め多くの産業の停滞をもたらしたようです。

 駐在員のご家族はじめ食料品の確保に大変なご苦労をされたかと思いますし、単身赴任者も多くおられたはずなので、心細い中での生活であったろうと思います。こうした多くの犠牲を伴ったロックダウンですが、これを進めた中国共産党に対して疑問点があるの共通の話題ではないでしょうか。上海市だけ適用したのは何故?他の都市のデーターはあるのか?中国製ワクチンの有効性のデーターは?上海市民の実際の声は?など・・。

 よくある話で中国のデーターの信憑性やら実際のところがわからないですが、中国共産党の考えているいる以上に、市民は従順のような気がします。このロックダウンで住民に暴動が起こって、死傷者が発生したわけでもなく2ヶ月が過ぎたのですから。この奇跡的に政治上の平和なロックダウンが終了するわけですから、中国の目指す覇権主義は、中国人民にとっては大きな意味の無いことでは無いかと、思えてきました。共産党指導者が、中国人民が望んでいるはずだ、の根拠にはならないという事です。覇権主義などそういうものかもしれませんが、それによって、ロシアのような戦争を引き起こされ、世界全体の平和・秩序が乱されて、人命に関わってくるのには耐えられませんね。