物価高もまだら色

ウクライナ情勢は、西側諸国の援助にもかかわらず劣勢が伝えられ、日本のコロナは、改めて底を売って上昇傾向になっています。梅雨は例年よりも早く開け、そして電気消費が増えてしまい、節電を呼び掛けられる事態になっています。参議院選挙は与党優勢のまま投票までいよいよ1週間になりました。物価上昇は、食料品や石油の価格が上昇しアップル製品も大幅値上げを7月より急遽実施されることになりました。そんな中ではありますが、円安は進みいよいよ日本の底力を発揮できる好機到来ではありますが、まだ、実感できるまでにはもう少々時間がかかりそうですが、輸出企業の大半はこの恩恵にあづかり上半期は良い決算になるはずです。物価も実は、中国の不動産関連の底冷えに伴い、一部鋼材の価格や、銅価格が下落傾向となってきています。中国の大量消費が止まるといとも簡単に、価格が変動する恐ろしさも抱えています。

 日本お森林資源は本当に伐採が進んでいるのでしょうか?少なくとも、中部地区の見える範囲の杉の林では、その傾向は見られません。林道などハイキングコースになっているので、歩く機会も多いのですが、木材を切り倒した後の運搬が大変難しい、と感じます。切り倒すのは、自動機があり可能なはずなのですが、切り倒した後の、トラックの置く場所や、積込方法、道路・作業場所の確保に課題が多く、コストがかかりすぎると思われます。例えば一山全部の木材が数100本程度では、専用道路の確保のための工事など莫大な費用がかかってしまい、とても現実的ではありません。なんとか昔のように、伐採現場から川でイカダを組んで川を下っていく、電車の引っ込み線を使うなど、全て既に過去のものとなってしまい、現実的な方法が全く見当たらないと思われます。

木材は、せっかくウッドショックによる外来材の価格が上がっている好機ではありますが、国内材の有効利用はなかなか現実的にならないと思われます。

 物価の話と離れしまいましたが、物価高を容認して給与が上がればいいのですが、一次産業の皆様は、物価が上昇する理由が肥料・飼料の価格上昇分では、自分たちの見入りが多くはなりません。この点など、今回の参議選挙ろ論点にもう少し深堀できればもう少し意義のある論戦になろうというものです。物価対策に予算を組んで、いったいどのような対策金を使うのでしょうか?石油元売各社への助成金によるコストを抑えるのは、確かに助かっています。車に乗らない人にとっては、全く関係のないことで税金を使われています。魅力にある政治戦力戦略など期待したいのです。