中国のゼロコロナ政策の行末

中国では、ゼロコロナ政策に反対するデモが発生しているそうです。天安門事件以来の国の政策に反対するデモ活動ともいえる可能性を指摘する声もあります。

 今まで日本を悪者にした抗議活動は、あったものの、共産党の生制作への抗議、習近平政権にへの抗議や自由を求める声など、中国共産党の最も恐る政権への批判活動は、確かにあの天安門事件を彷彿とする活動と言えます。日本に居ながら中国市民の撮影した動画が、日本のメディアに流れて拡散しているのは、天安門事件ではなかった事です。

 尖閣諸島の日本国有化に伴う、日本への抗議活動の時には、深圳市で駐在をしていて、デモを目の当たりにしました。あの時には、お金をもらって活動に参加する市民も多かったと聞いていますが、今回は流石に、自主的な活動であることは間違いなさそうです。

また、今回の特徴は中国経済の停滞時に起こったという事です。経済の停滞はゼロコロナによってぞ超されているのは間違いがないと思われますし、中国国民の不満が出やすい時期であったのも事実と思われます。ガス抜き、デモの鎮静化を図る為ゼロコロナ政策の方向転換、政策の高度化といった中国国民への説明をして、ゼロコロナ政策の報告転換を図るとともに、デモ活動の徹底排除を進めると思われます。

 香港の民主化の弾圧はほぼ完成形を見て、民主化活動は終焉を迎えてしまいました。中国の民主化は、結局のところ達成など決してされず、この共産党の一党独裁体制は、やっぱり続くものと思われます。ただ、習近平国家主席の掲げるより強化した独裁政権の基調は、ガス抜き体制を新設するなどして方向の見直しを迫られる可能性はあります。そして上流階級の金満体制は、より強化される可能性もああります。金持ちだけが自由に経済活動を行い、富を得て自由社会との窓口を維持し続けると思われるからです。

 世界の大都市には必ずと言っていいほど中国街があります。このことは、世界のどこででも、生活してやっていくど根性のある国民性だからこそ、したたかに生きていくことができる証と思います。世界で住んでいる中国人は、本国の自由があり経済的の生活しやすい国になれば、皆が本国に帰っていくに違いありません。これが達成できれば、本国の少子化の課題も解消され、新たな局面が生まれるでしょう。そして単純に人は誰でも、自由に主義主張をし、民主的な生活を享受すべきと思います。