物価高は原材料コスト高?

消費者物価が高騰を続けている、と報道されています。電気代から食料品の値段が高くなっているのは事実ですね。白菜とか、キャベツとか1個の値段は100円を超えるので半切りとか、1/4で百円を切る値段設定をされて、消費者が購入しやすい価格になっています。一方では、本日のニュースのように物不足が言われている半導体の代表格である「DRAM価格下げ幅拡大」と言う記事もあります。そして、ベースアップがやっと本格化しそうになってきました。これも大手企業の一部ではありますが。

こうした、背景にはウクライナ情勢や、中国の経済状況及び円の為替動向が大きく影響されているのは間違いありません。そして銀行金利の上昇が少しずつながら上昇することが予想されます。一般的な銀行の預金金利の上昇までは、まだ時間がかかるかもしれませんが、住宅の借り入れの変動金利の上昇は一部進んでいます。

こうした状況は、政府の2%の物価上昇の目標をやっと達成できる環境が整いつつあります。一方では、中国の景気停滞、台湾侵攻の危惧が経済指標に与える影響を考慮する必要があります。そして、スマホなど新たなテクノロジーを搭載され、景気を牽引する製品が出ていないことが危惧されます。電気自動車も日本のハイブリッド車との比較では、その優位性にはまだ時間がかかりそうです。AIなど牽引できる大きな芽が一般製品に爆発的に進む製品の誕生が待たれます。