追悼 小澤征爾

指揮者の小澤征爾さんが2月6日に亡くなりました。

昔、会社の英語の先生から日本人で一番有名な人は誰だと思うか?の質問に、「小澤征爾さんだと答えました。」(英語に授業なので、英語だったはずですが)ですが、残念ながら賛同を得られなかった思い出があります。そんな小澤さんですが、私の中では今でも一番有名な日本人だと思っています。尚且つ、一番尊敬する日本人でもあります。それでも小澤さんの指揮をする生演奏を聞いたのは、大阪で第9を一度だけ聞いたことがあるだけですが、それでもその演奏に大変感動をしました。小澤さんの偉業は、単身ヨーロッパに行き、あのカラヤンに指導を受けれまでになったこと。その後、ボストン交響楽団の音楽監督になり、そして若手の指導のためにサイトウ・キネンオーケストラを立ち上げられました。

小澤さんの経歴は著書もあるので詳しく書かれてはいますが、その指揮をされた演奏は、何度も聞いた曲でも、小澤さんの指揮では、違う音が聞こえてくるという感動の演奏でした。小澤さんは、日本人が西洋の音楽を指揮をして、評価を得るという開拓者でもありました。

ご冥福をお祈りいたします。