物価高やらトランプ関税やら円安基調とか、物の値段が上がるトレンドの時は、実に購買担当者泣かせの時代である。色々な材料メーカーや商社がこの時ばかりに、コストアップの申請にやってくる。ネゴしたくてもし切れず、コストダウンどころではない。それでも調達部門だから何かしら、コストダウンできるアイデアを考え、ポテンヒットでも良いからコストダウンネタを絞り出すしかかない。
今までならよく使えたネタの一つに、中国材への切り替えがあった。それも近年、コストも上がり防衛上の課題やらなんやらあって、中国離れが広がりベトナムやらインドやら遠方に進まざるおえなくなってくる。中国に比べまだまだ情報量が少なく、なかなか思い切るまで勇気が必要だ。以前でも中国材を使うときは、毒林檎に当たり酷い目にあったりしたが、この度の大波は簡単ではないので、かえって割り切れて良いかもしないとか・・
関税を見越した販売減など調達部門で予想できるわけもなく、販売先および調達先を変更するしかないとも言える。確かに米国からの調達品など意外と少ないのも現状だ。日本の政治家の交渉力は、経営者としてのトランプ大統領にはとても敵わないと思われ、米国相手の相手の昇竜は早く見直したほうが、怪我が少ないとも言える。中国も然りなので、いよいよ日本の貿易相手国は、よりグローバル化を進めるべきですね。