お米の価格が5kg4000円台後半に高騰し、農水大臣に小泉進次郎さんが就任され古々々米が2000円程度で販売が開始しました。このお米を買うおと1000人以上の方が並ぶというニュースがあって、この場面は令和の米騒動として、過去の一コマとしてきっと記録に残ると思われます。
それにしても、この5Kg4000円になった本当の理由がどうもよくわからない。最初に備蓄米としてJAに95%放出されたお米は、流通されずにそのままどこかに在庫されているようですし、きっとそのまま、政府の備蓄米として買い戻され、何もなかったかのように、次の放出を待つことになるでしょう。この時の放出価格をいくらに設定するかが、その後の新米価格の決定にも大きく関わることになり、今後の米価決定の大きな要因になるのは亜からかでしょう。自民党の農政組の天下り先としてのJAがある限り、米価は政治との関わりが大きくなってしまい、流通自由化はなかなか進まないとは思います。
そしてここで登場するのが、流通大手や商社の力だと思う。農産物は基本的に豊作ならば価格が下がり、不作ならば価格は下がるのが大昔からの自明の理です。またアメリカ産や東南アジア産の米は、労働コストや生産性の違いから日本産に比べ大きく安い。(飛行機で種を蒔いているアメリカの映像がありました)どの農作物でも同じことで、地産地消の農作物をなんとか流通コストを下げて食材の確保ができないものかと苦慮するところです。